2002年2月25日右乳がん手術のため入院。
27日に全摘手術は決まっているものの、私はどうしても同時再建したかった。
主治医はイマイチ良い顔をしない。なぜ?と思いながらその頃の私は理由を聞くこともしなかった。
そんな主治医を見て、主人もそこまでしなくてもと思ったらしいが、
私は、今しかできない!と諦められない。
結局、形成外科の先生を呼んで、主人を交えて説明をしてくれたのは入院当日の夜だった。
お腹から持ってくる方法(腹直筋皮弁)と、広背筋を使う方法があり、
広背筋の方が、脂肪壊死の心配が少ないが、太っている私は腹直筋のほうがボリュウムが出るとのこと。
一旦は広背筋でとお願いしたが、翌日、やはり腹直筋でと変更をお願いしいた。
実はこの時、腹筋が弱くなったり、腹壁ヘルニアになる可能性があることなどのデメリットは何1つ考えておらず、
ただ、手術が終わってもふくらみがあるんだ!というメリットだけ考えて舞い上がっていたノーテンキな私だった。
結果的に腹直筋の補強がはがれ?6ヵ月後に腹壁ヘルニアの手術をする事になったり、
腹筋が弱って違和感があったりというデメリットと付き合うことになるが、後悔はしていない。
初めから喪失感がなく、大好きな温泉も早くから入れたし、入院中も自慢げに話をして友達を作れたりと得た事がそれ以上に大きい。
6ヶ月で再発した事に、ひょっとして関係があったとしても!
送別会で元主治医が絶対そんなことは関係ないと言い切ってくれたので信じてはいるが。